さて、大濠キングと課長さんの同行ですが・・・
訪問先は、大濠キングが日ごろ巡回しているお客さまでした。
大濠キングは内心、大丈夫かなぁ~と心配していましたが
お客様の反応は、大濠キングの予想を裏切るものでした。
行く先々で、お客さまの反応が・・・
大濠キングが単独で訪問したときよりも、好感触なのです。
大濠キングが以前に、お客さまへ紹介した商品を再度、課長さんが説明しても
まったく違って、かなり興味深く真剣に話を聞いてくれるのです。
1件目、2件目とそれが続きました。
大濠キングは、『さすがメーカーの課長さんの話だけに、真剣に聞いて貰えるのかな?』と思っていました。
しかし、それは間違いでした。
3件目のお客さまへ訪問した際に、大濠キングはお客さまを見ずに
課長さんに注目しておこうと思いました。
そこで、目からウロコが落ちるほどオドロキを憶えました。
大濠キング&課長さん 『こんにちは!』
ぺこ <(_ _)> ぺこ <(_ _)>
大濠キングが、おじぎをして頭をあげると・・・
ぺこ <(_ _)>
課長さんは、まだおじぎをしたままです。
そして、お客さまから話しかけられて、はじめて課長さんは頭をあげて話し出したのです。
商品の紹介を終え、帰るときにも・・・
大濠キング・課長さん 『ありがとうございました。失礼します。』
ぺこ <(_ _)> ぺこ <(_ _)>
大濠キングが、おじぎをして頭をあげると・・・
ぺこ <(_ _)>
大濠キングが、数えてみると
( ゚Д゚)y \_ ポロッ
10秒ですよ・・・10秒!!!
かなりの時間ですよ、これは!
課長さんがおじぎを終えたときには、お客さまは自分達の仕事に戻り
全然、こちらを見ていません。
どうして、10秒もおじぎをするのか?
なぜ、元ヤンまるだしの格好でもお客さまは真剣に話を聞いてくれるのか?
不思議に思った、大濠キングは昼食を取りながら課長さんを質問攻めにしました。
課長さん曰く・・・
自分も若い頃、この格好の事で上司や先輩にかなり直すように説得されたそうです。
しかし、生来の性格により直すのはどうしてもイヤだったそうです。
なぜなら、成績を上げたいのは山々です。営業であれば上げなければなりません。
でも、そのために自分自身を殺すことはできませんでした。
だからといって、この格好の性で成績があがらないのはみんなに迷惑がかかってしまう。
他人に迷惑はかけたくない。
ならば、自分のわがままを通す代わりに・・・
お客さまに対して、他人以上に頭をさげよう!
お客さま先では、独りだけれど・・・
こんな自分を励まし、助けてくれる上司や先輩、仲間達への感謝の気持ちを込めて頭をさげよう!
言葉には恥ずかしくて出せない代わりに、態度であらわそう。
そう思い、おじぎをゆっくりとそして丁寧にすることを心掛けたそうです。
その頃は、10秒ほどもなかったそうです。
しかし、それを続けていくうちにあることに気づきました。
自分は仕事だからと思って、当然のような顔をして訪問しているが
訪問されている、お客さまも仕事をしているのだ。
忙しいかもしれないのに・・・ありがたい・・・
そう思うようになったそうです。
さらに、ゆっくり長くおじぎをすることで自分が冷静になれ、お客さま先の状況を把握でき
いろいろな人間関係・状況を把握できるようになったそうです。
そうして、話をよく聞いてもらえ成績が上がっていったそうです。
大濠キングは、自分が恥ずかしくなりました。
お昼を済ませてからの、1件目!!!
大濠キングは課長さんよりも長く、おじぎをしました。
課長さんとの同行営業の翌日・・・
独りで営業に行っても、今までよりも長くおじぎをする
大濠キングでした。
その後の大濠キングがどうなったか?
書かなくても、わかるでしょ!